課金ユーザーの割合と使用金額について

スマホゲーム

スマホゲームに課金しているユーザーの割合はどれくらいなのでしょう。
今回は実際のデータを参照しながら、ユーザーの課金割合や課金額について紹介します。
また、課金後のユーザーの気持ちについて集計したデータから、どれくらいの課金額が適切であるか考えていきます。

多くのスマホゲームは無料でダウンロードできます。
そして、スマホゲームの95%がダウンロード後の課金によって収益を得ていると言われています。
課金モデルには大きく2種類あり、1つはガチャに代表されるアイテム課金モデルです。
もう1つはアプリ内に広告を表示させる、広告収益モデルです。
課金することで広告を消せるようなタイトルも存在します。
これらの仕組みを利用して、スマホゲーム会社は収益を挙げています。
では、実際にユーザーの課金状況はどうなっているのでしょうか?
(株)アスマークが集計したデータを用い、各項目ごとに説明していきます。
前提として、このデータはスマホ代金を自分で払っている人を対象としています。

課金ユーザーの割合
直近一年間で課金したことあるスマホゲームユーザーは全体の40%程になります。
男女別で見ると、男性48%、女性34%と男性が多いです。
年代別で見ると20代49%、30代44%、40代37%、50代30%という結果でした。
年齢が若い程、課金ユーザーの割合が多いことが分かります。
とはいえ、50代でも3割近く課金していることから、世代を問わずスマホゲームがプレイされていることが伺えます。

プレイ時間
休日のプレイ時間について見てみましょう。
休日に1時間以上プレイしている割合は課金ユーザーで75%、無課金ユーザーで45%でした。
また、3時間以上の割合は課金ユーザーで25%、無課金ユーザーで10%です。
やはり、課金ユーザーのほうがゲームに時間を費やしていることが分かります。
これは、単純にゲームに熱中しているというだけではなく、課金したほうが長い時間ゲームをプレイできるようなゲーム内システムが、関係していると考えられます。
(例えば、パズドラのスタミナ制のようなシステムのことです。)

課金ユーザーの使用金額
一か月あたりの使用金額について見てみましょう。
約50%が1000円以下、80%が5000円以下となっています。
一方で、50000円以上課金するユーザーは2%います。
男性のほうが全体的に使用金額が多い傾向がありますが、50000円以上課金するユーザーは女性のほうが少し多いです。
いわゆる重課金者は全体の数%とかなり少数派であることが分かります。

使用金額を増やしたいと思っているか?
このデータを見ると興味深いことが分かります。
課金額1000円未満のユーザーでは、もっと増やしたいと回答した割合が2〜9%にとどまる一方で、課金額50000円以上のユーザーでは73%と大きく差があります。
課金額が増える程、もっと金額を増やしたいと考えるユーザーが多くなっています。
このことから、1000円未満の少額の場合は課金にためらいがある一方で、重課金ユーザーは歯止めが効かなくなっている印象を受けます。

課金後のユーザーの気持ちについて
ユーザーの課金後の気持ちについて調べたデータを紹介します。
使用金額が500円未満のユーザーは、課金後情けないと感じる人が多く、全体的にネガティブな印象を抱いています。
スマホゲームに課金することに抵抗がある人はまだまだ多いようです。
一方、最もポジティブな印象を抱いていたのは3000〜5000円の課金者でした。
逆に、それよりも課金額が増えるとネガティブな印象が増加しています。
このことから、ただ単に課金額を増やせばゲームを楽しめるわけではないことが分かります。
必要な額だけ節度を持って課金することが、結果的にゲームを最大限楽しめる方法なのかもしれません。

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